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「絶叫ソング」
JUGEMテーマ:演劇・舞台

昨晩、堂島のABCホールで友人と芝居を見た。
予備校の教え子が演出助手をしてをり、見に来るよう誘われたのだ。

劇団レトルト内閣・『絶叫ソング』
http://www.retoruto.com/zekkyo/intro.html

あらすじは上のウェブサイトを見て頂きたいが、ロスジェネ世代の「ダメ人間」たちをコミカルに描き出している。「メイドの土産(=冥土の土産)」などギャクを交えたセリフ回しも軽快で、あっという間の1時間30分だった。

作中には様々な「ダメ人間」が登場する。キャラとしてはアニメオタク(たっくん)と脳内彼女(メモリちゃん)が最も目立っていたけれども、私個人は自称小説家(ダザイ君)に自分を重ね合わせてしまった。私じしんもロスジェネ世代の一人だから、底流に流れるデカダンスは皮膚感覚で分かる。

政治運動や社会運動の世界に飛び込んだ人間たちも同様のデカダンスを抱えているはずだ。けれども、彼らはデカダンスと向かい合うことなく声高に「正義」を叫んでいる。その点では、右も左も同じだろう。そんな「愛国ごっこ」や「革命ごっこ」に何の意味があるのか。そんなことも考えさせられた芝居だった。

なお、公演は明日までとのこと。当日券があるそうなので、興味を持たれた方はどうぞ。
| 雑感 | 14:25 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
コメント
俺は作品をサブカルで表現しようとする脚本家に共感するかな?
観に行ってないけど…。

ロスジェネに量産された、そして今後もされるであろう「愛国ごっこ」に馴染めない「ダメ人間」「負け組」を取り込めたらって考えてます。

あっ、俺も『右翼vsウヨク』に行く予定です。
| オガ | 2010/08/01 6:27 PM |
>オガさま

「サブカルチャー」という言葉は「メインカルチャー」や「ハイカルチャー」の存在を前提にし、どこかに「恥ずかしさ」を秘めた概念です。

それに比べて、「愛国ごっこ」の連中は…。自分たちだけが「祖国愛」を有していると思い込んで、「正義の味方」ぶっている。そのくせ、裏側に廻れば偽善と保身のオンパレード。全く以てウンザリします。
| 金子宗徳 | 2010/08/04 4:15 PM |
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